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録音環境について
ここでは自分が家の中で効果音を録る時に、こうしたらもっと良い音が録れるじゃないかな?と考えている点をいくつか挙げています。素人談義なので気楽に読んでください。対象は自作効果音に興味のある方や、ネット声優さん向けです。

環境について
・録音時は外から入る音が少ない時間帯(夜・早朝)を選ぶ
・窓を閉める・カーテンをする・部屋のドアも締める。(ただ、部屋を締め切ると、録音した音に反響がついてしまう場合があります。そんな時は壁を服などで覆って音を吸収させるか、もしくは少しだけ窓やドアを開けて、音の逃げ道を作るといいです)
・冷暖房も切る
とにかくノイズの発生源をできる限りカットしましょう。

マイクについて
マイクは正直、それなりに高い値段のものを買ったほうが良いです。マイクに掛けるお金をケチるのは、悪い調理道具を使って料理しているのと同じで、素材の良さが生かされません。ただマイクの値段は天井無しなんですよね…。とりあえず、マイクの優劣は関係ない部分での改善策を述べます。

1 録る音声を大きくする。
要するに、つぶやく声ではなくはっきりした大きな声や音で録音する(背筋・姿勢も正しく)。ただ、大きくすると言っても音割れしては意味がありません。理想的なのは、ちょうど音割れするより少し小さい音での録音です。

ちょうど良い。
音割れしない録音の仕方は、録音の際メータツールバーが右端を振り切らないようにするとよいです。


大きすぎ。音割れしてる。録り直し。

小さすぎ。音を増幅した際に、サーっという雑音まで一緒に大きくなってしまう。

小さい“サー”はそれなりに簡単に削れますが、増幅して大きくなった“ザー”は削るのが難しいです。

2 マイクのゲインを上げ過ぎない。上げるのは元音のほう。(意味としては1と同じです。)


PC側のマイクゲインを最大にして録音した音です。大きな音を録ろうとしてゲインが大きすぎると、PCの中の音を拾って『ブーン』というノイズが入ります。またPC側のマイクブースト機能を使っていても起こります。マイクの感度が良くないのが原因です。

(不気味な笑いですみません)

3 声を録音する時は、マイクにハンカチや薄いスポンジなどをかけて息が吹きかかるのを防ぐ。
マイクに風圧は禁物です。感度の悪いマイクではどうしても直近で声を出さざる得ないので、そういう時は少し離れるかハンカチや薄いスポンジなど風を防いでください。

4 高音質設定(WAV)で保存する。
「ファイル」→「書き出し」



録音した音をMP3で保存すると、最高音質の320kbpsでも若干音が劣化します。ネットで配布する際はそれで良いでしょうが、PCに素材データとして保存する場合は無劣化のWAV形式で保存すべきです。ただWAVだとファイルサイズが大きくなります。HDDの容量が気になる場合は大切なものだけWAV、そうでないものはMP3(もしくは他の圧縮形式)で保存するという方法もあります。

最後に
マイク(声)に関しては正しい使い方をしないと宝の持ち腐れになります。勉強になるので下のリンクも読んでみてください。
http://remivoice.jp/vocal-technics/mike.html
http://www.wer.sakura.ne.jp/mic.htm

個人でよい音を録るには、いっそのことPCマイクに見切りを付けてリニアPCMレコーダーを使うのも一つの手です。リニアPCMレコーダーが良いのは、何よりPCから独立していること。どこでも(静かな場所を探して)録音できること。ブーンというハムノイズやサウンドカードの性能・相性などを気にする必要もありません。欠点は音声ファイルをPCに移動する手間がある、アダプタの無いものは電池を気にしないといけない、でしょうか。

最近のレコーダーは性能が良く、音質という点では安物のPCマイクより遥かに優れています。選ぶ基準は、サンプル音がHP上に置いてあるメーカーが良いです。スペックだけだと分かりづらいので。

あと、音を編集する際のヘッドフォンもそれなりのものを使いましょう。景品みたいな余りに安物のヘッドフォンだと良い音も悪い音もみんな悪い音に聞こえてしまいます。

声を録音する人は声を加工して遊ぼう!のページも覗いてみてください。面白いですよ!

(c) Taira Komori 制作/著作 小森平