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“素人的”効果音の作り方
いくつか音を聴けば分かると思いますが、自分は音作りに関しては本当に素人です。木村哲人 さんの音を作る―TV・映画の音の秘密などの著作に目を通しているものの、サウンドスタジオ等で働いたことは一度もありま せん。

なので今から述べることは参考程度にして、もっと良いやり方があればご自分で勉強したり、 挑戦してみたりしてください。

音を録音したり加工したりするのはとても面白いし楽しいです。録音するために自転車でいろ んな所に行くのも楽しいです。録って来た音を使いやすいように加工するのもやりがいがありま す。そういった自分の『楽しさ』が音を通じて皆さんに伝われば、本当に嬉しいです。

1 マイク
自分はマイクを一応、6つ持っています。
EDIROL R-09
主に使っているのはRolandのR-09というハンディマイクです。単三電池2個で動く優れもので、部屋の中・街中・ イベント・大自然と、ありとあらゆる場所で活躍してくれてます。このホームページの音はこのマイクが支えてい ると言っても過言ではありません。3万円ぐらいしたのかな?5年以上使っていたら、耳の方がこのマイクの録音 した音と同じ感じ方をするようになってきました。気のせいかもしれませんが、自分でもちょっと面白いというか、 驚いています。
ECM-HST1
ソニーのハンディカムにつけるマイクです。自分の父が合唱サークルに所属していて、年に一度その演奏会の 撮影を頼まれるんです。その際、本体上部にくっ付けて使用してます。本体のマイクでは音が悪いのに加え、ど うしてもカメラの操作音が入るので、これを使わざるを得ません。効果音のページで配っている拍手の音など は、そういった動画から抜き出しています。このマイクにウィンドスクリーンがついていたのですが、それがR-09 のマイク部分にぴったりでした。儲けものでした。
ECM-PCV80U
ソニーのPC用ボーカルマイク。声を加工して遊ぼう!のページで使っています。
このマイクというより、これに付属している小さなオーディオボックスを重宝しています。USB経由でヘッドホンが 繋げられるんです(USB経由だとノートPC内のノイズをほとんど拾わない)。
AT9904
audio-technicaのモノラルミニマイク。本来はネクタイなどにつけるピンマイクです。R-09に繋げて、狭い隙間の 音や、小さい音を大きく録ってます。太めのストローにこのマイクを入れて、そのストローを口に加えたまま、口 の中の“食べる音”を録音したりします。
AT9913
audio-technicaのモノラル・ガンマイク。これは指した方向の音を録ってくれるマイクです。少し離れている所で 喋っている人の声を拾ったりとか、近づけない野鳥の鳴き声を録ったりとか、使い方はいろいろです。ただ、余 り使い過ぎると音の発信源に近づく“勇気”が減って、臨場感のある音を逃してしまうので、適材適所で使おうと 思っています。
RR-XS410
PanasonicのICレコーダー。安物です!万が一、R-09が動かなくなった時のバックアップとして持っています。ま た、どうしても自分が行けない場所に知人が行く際、「失敗してもいいから(環境)音を録ってきて!」と頼んで、 これを渡すことがあります。
2-1 録音
マイクで録音する際は、基本できるだけ対象に近づいて録るようにしています。そのほうが臨場感のある音が録れるし、 周りの余計な音が入りづらくなるからです。
録りたい音にも拠りますが、録音する際のマイクの『位置・場所』って凄く大 事な気がします。お祭りなどの音を録る時も、マイク片手に会場内をうろう ろしてベストポジションを探しています(凄く怪しい人だ…)。

環境音を録る時は、位置に加え、季節や時間帯・天候などを気にします。

それと、“環境”と言えど、できるだけ音を単一素材として録るようにしていま す。例えば、『夏の歩道』というお題の場合、人々の足音・横をゆっくり通る 車の音・街路樹で鳴くセミの声などがあると思います。そういう状況を探して まとめて録るのではなく、足音・車・セミを別々に録って、あとで合成すること にしてます。まとめて録音してしまうと、その状況でしか使えないので、勝手 が悪いんです。

防音スタジオなどが無い一個人の自分が、音を一番気持ち良く録れる時期は寒〜い冬だったりします。暖かい時期は虫 や鳥の鳴き声が入りがちですし、大気音もなんだか活発です。冬は空気そのものが澄んでいて、環境ノイズが少ないと言 うか、音が通りやすく録音しやすいんですよ。

2-2 PCで音作り
ゲームなどの電子音を作る場合は、マイクではなくPCソフトを使います。自分は今の所、あまりこの音を作る気はないで す。他の効果音サイトさんが結構これ系の音を配っているので、被るから。音を作る際は以下の4つのフリーソフトを有 難く使わせてもらってます。
sfxr(as3sfxr)
ファミコン風の8bitピコピコ音
MIDIで演奏が出来る。場面転換のメロディなど
波形から音を作る。単純な音
プラグインを追加することで、いろんな効果音が作れます
PCで作る場合は、上記のソフトからから素材音を作り、場合によって合成したり、さらにエフェクトを付けたりします。 (RolandのPC-50というパソコンに繋ぐMIDIキーボードと、CASIOのCTK-2200という独立型の電子キーボードも、たま〜 に使っています。たま〜にです。基本はやっぱりマイク録音なので。)

3 加工


加工にはAudacityというフリーソフトを使っています。加工というのは例えば、

元音
加工後
・ 仏壇のチーンを引き伸ばして音程を下げ、お寺の鐘のゴーンにする
・ 普通の水の流れの高音を下げて音を篭らせ、響きを加え、洞窟の中の川の流れにする
・ まな板の上で一回野菜を切る音を連続させて、料理人っぽくする
・ 三匹のカラスの鳴き声 (1) (2) (3) を重ね合わせてカラスの大群にする
・ 雪を踏む音と風の音を合わせ、足踏みをゆっくりし、吹雪の中を必死で歩いているように
・ 日本語の朗読を逆再生し、外国語風にする

など、いろいろです。狙って作る場合もあれば、偶然面白い音が出来る場合もあります。興味のある方は声を加工して遊ぼう!やAudacityのエフェ クト解説のページをご覧ください。加工は本当に面白いです。マイクで良い音が録れるよう挑戦する、録音の面白さが半分。加工で素材音を巧く料 理する面白さが半分。その両方を合わせた面白さが自分の効果音作りのモチベーションになっています。

一方、日常の生活音や自然の音・環境音といった『生音』は、できるだけ加工しません。素材の良さを生かすと言うか、録音一発勝負です。手を加 えるとしても、せいぜいノイズを取るぐらいです。

説明は以上です。正直プロフェッショナルでやってらっしゃる方から見ると、自分なんか鼻で笑われるレベルだと思います。でも、レベルとか関係な く、『効果音作り』ってとっても楽しいんですよ。それに昔と違ってマイクにせよPCにせよ、個人で手に入るじゃないですか。ソフトはフリーのを使えば いいし。何というか、こんなに面白いことをやらない手はないぜ!!!

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