小技・その1
|
・複数の音の合成
Audacityを使って複数の音を合成するやり方をおおざっぱにですが、説明します。
 |
まず、使う音声ファイルをAudacityにどんどん入れま
す。
|
 |
音声をたくさん入れるとトラックが増えて全体が見づらくな
ります。(画面が広い人は別)
ですので、トラックの下線をドラッグしながら上にやって縮
めてください。
|
 |
こんな感じで縮まります。 |
|
|
 |
ちなみにトラック左下の三角上ボタン▲を押すと、

最小の幅に縮まります。ボリューム調整などが終了した場合はこの状態で良いです。
(下三角▼を押すと元に戻ります)
|
・トラックの位置変更について

さて、4つの音を入れて4つのトラックが出来ました。このまま再生すると4つの音が同時再生されてしまいます。
作りたい音に拠ってはトラックのスタート位置をずらす必要があります。
 |
 |
まず、タイムシフトツールを選択 |
タイムシフトツールを使えばドラックを左右に動かせま
す。
|
 |
位置調整ができまし
た。
終わったら選択ツー
ルに戻しましょう。
 |
各トラックのボリューム調整について
 |
トラックの左側の項目でボリューム調整などができます
「ミュート」:そのトラックの音を一時的に無音にする。もう一回押せば回復
「ソロ」:ミュートの反対で、そのトラックだけ音が鳴るようにする。(他のトラックが全
てミュートになる)
「−+」:ボリュームスライダー。左(−)に動かすと音量が減る。右(+)に動かすと
音量が上がる。
「L R」:ステレオスライダー。L(left)が左側の音。R(right)が右側の音。スライダを動
かすと、左右のどちらかに音が偏る。
簡単に言えば、ミュートはその音を消したい時、ソロはその音だけ聞きたい時、−+
がボリューム、L Rは左右です。
|
作業ファイルの保存について
 |
時間がなかったり、じっくり取り組みたかったりしてすぐに終わらない時、
Audacityでは途中の状態で作業(トラックの位置やボリュームなど)を保
存できます。
「ファイル」→「プロジェクトファイルを保存」
|
 |
拡張子が「.aup」とい
うファイルとdata(デ
ータ)の入ったフォル
ダが作成されます。
適当に名前を付けて
保存してください。
再開する場合はその
「.aup」を開けば良い
です。
|
音声ファイルの書き出しについて
 |
完成したら、WAVやMP3・OGGなどの音声ファイルに音を書き出しますよね。Audacity
では基本、複数のトラックが一つの音として合成されて書き出されます。
「ファイル」→「書き出し」
|
 |
いろんな形式の音声ファイルに保存できます。ただ、
Audacity単体ではMP3などで書き出せません。そう
したい場合は、AudacityのMP3書き出しをご覧下さ
い。
「オプション」で圧縮程度(ビットレートなど)が調節で
きます。
|
次のページでは細かいテクニックについて説明します。
|