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コンプレス(compress)は圧縮する・押し付ける・縮める、という意味です。このエフェクトは波形上の大きな音の部分を下げ、反対 に小さな音の部分を上げて、全体を出来るだけ同じ大きさの音にします。使い方によって、下記のような会話の修正や自分が演 奏した楽曲の微調整などが行えます。ただ残念ながら自分は音楽のことをよく知りません。ですのでこのページでは機能の説明 のみとなります。
一人芝居




コンプレッサーの原理(内部処理)

このエフェクトがどういう手順で行われるかを予 測ですが説明します。まず、閾値(いきち)で音の 大きな部分を判断します。閾値で決めた-dBを超 えた部分が大きな音となります。

次にレシオ(ratio:比率)でそれを減らします。2: 1だったら1/2に、4.5:1だったら1/4.5=2/9にとい う意味です。

音の大きな部分を減らしたら今度は音全体を音 割れしないギリギリまで上げます。表の下の圧縮 の後0dBになるようにゲインを上げるというチェ ックボックスがそれです。

しかし、音全体を上げるとサーというノイズも一緒 に上がってしまいます。それを一定程度カットす るのがノイズフロアです。

アタックタイムディケイタイムは音の大きな部 分と小さな部分の境目(小さい方の側)に短いフ ェードを掛けます。境をはっきりさせて音を聞き取 りやすくするためです。

では、少し例を交えて見てみましょう。

サンプル音

この音の大きい部分(真ん中)と小さい部分(両側) の音の大きさを調整してみます。
まず波形の左側に表示されている、ファイル名の所の▼をクリックして「波形(dB)」を選 択して下さい。波形表示の単位がdBになります。そしたらウィンドウを下にドラッグして 波形を縦に拡大して下さい。

左側に表示されているのがdBです。これはコンプレッサーの閾値 と対応しています。試しに以下の設定でエフェクトを掛けてみま す。
閾値:
-24dB
ノイズフロア:
-80dB
レシオ:
2:1
アタックタイム:
0.5秒
ディケイタイム:
1.0秒
分かりやすくするよう、「圧縮の後
0dBになるようにゲインを上げる」の
チェックは外してます。
一番大きな音の部分が0dB。閾値を-24dB、レシオを2:1(1/2)。 となると-24dBの半分で大きな部分が-12dBになる筈です。
設定通り、0dBの部分が-12dBになりました。

アタックタイムとディケイタイムがどの部分かも、図を見れば分か ると思います。

ノイズフロアに関して
閾値:
-24dB
ノイズフロア:
-30dB
レシオ:
2:1
アタックタイム:
0.5秒
ディケイタイム:
1.0秒
ノイズフロアは音の小さい部分に掛 かります。左上の図だと-30dBの部 分です。この設定でエフェクトを掛け ると、
音の小さい方が-12dB(固定値)下がります。

ただ、小さい方といっても下がるのはあくまでサーという環境ノイ ズです。今回はサンプル音が単調過ぎる音だったのでノイズと判 定されてしまいましたが、通常は音が小さいからといって必ず- 12dB下がる訳ではありません。

ノイズフロアで下がるのは、例えば二人の会話の二人とも沈黙し ていて、会話は無いけど静かな環境音が入っている部分です。

最終的に「圧縮の後0dBになるようにゲインを上げる」にチェックが入るでしょうから、音の大きな部分もさらに大きくなる場合があ ります。(もちろん上げ幅は小さい音からのほうが大きい。)

参考リンク:Audacity.03 マスタリングに使う

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