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自動ダッキング(旧:オートドック)
目次
エフェクト基本とdB
Filter Curve
グラフィックEQ 1
その2 その3
エコー
クリックノイズの除去
コンプレッサー
ディストーション1
  
ノイズの低減
ノーマライズ
フェイザー
フェードアウト&イン
リバーブ
ワウ(Wahwah)
伸縮:Paulストレッチ
伸縮:連続的伸縮
低域・高域
修復
前後を反転
増幅
変更:テンポの変更
変更:ピッチの変更
変更:速度の変更
無音の切り詰め
繰り返し
自動ダッキング
クリッピングの修復
クロスフェード:
クリップ
クロスフェード:
トラック
スタジオ
フェードアウト
ディレイ
トレモロ
ノッチフィルター
ハイパスフィルター
リミッター
ローパスフィルター
高度なフェード
無音部分の作り方

自動ダッキングは例えばBGM・ナレーションという2つのトラックがあった時、ナレーション再生時に自動的にBGMの音量を下げてくれるエフェクトです。
BGM
ナレーション
自動ダッキング



まずBGMとナレーションの2つのトラックを用意します。ナレーションを必ず下に配置して下さい。
次に、必要であるならタイムシフトツール  を使ってナレーションのトラックを望むところに移動します。(逆に上のトラックを移動してもOKです)
移動が終わったら選択ツール  に戻して下さい。


そして上のBGMのトラックを選択してエフェクト→自動ダッキング

ダッキング量:
これはBGM側の音を下げる割合です。
-12dB 
-24dB 
外側の〜・内側の〜:
「外側」というのはナレーションが始まる前もしくは終わった後のフェードのこと。内側というのはナレーションと重なる形でフェードすることです。

外側2秒づつ・内側0秒ずつ
外側0秒づつ・内側2秒ずつ
外側1秒づつ・内側1秒ずつ

お好きなように設定して下さい。ちなみにグラフをマウスのドラッグで動かすことが出来ます。



ダッキング量:-24dB
最大休止長さ:0.1秒
外ダウン:0.3秒
外アップ:0.3秒
内ダウン:0.3秒
内アップ:0.3秒
閾値:-10dB
閾値:
閾値(いきち・しきいち)はナレーション側の設定です。ナレーションと言っても、ずっとしゃべり続けている訳ではなく、あいだに一呼吸や沈黙という“間”があります。その“間”、つまり音がほとんどない部分をナレーションに含めるか否かをこの閾値で判別します。

分かりやすくするためBGM部分を単調な音にしました。

赤い部分が音があるにも関わらず、閾値が高いため、無音と判断されてしまっています。
これを閾値:-30dB だと下のように全て音がある、と判断されます。

サンプルのナレーションの音が6秒程度しかないので、フェードダウン・アップの長さを0.3秒とわざと短くしています。ナレーションが長い場合はこんなに短くする必要はないです。

閾値の設定を正確にしたい場合は、トラックの波形表示を『波形(dB)』にして、トラックを縦に伸ばすと分かりやすいです。無音の切り詰め参照


最大休止長さ
これは最低でもその長さの秒だけ、BGM側の音を下げるという設定です。例えば上のように閾値が-10dBでも、最大休止がナレーションの長さと同じ6秒だったら、その間はずっとBGMの音が小さくなります。

説明のためいろいろ数値をいじりましたが、難しいことをしないのであればデフォルトの閾値:-30dB・最大休止:1秒でそんなに不都合は生じないと思います。

ナレーション側のトラックは1つだけしか駄目ですが、BGM側のトラックは複数可です。その場合は一番下にナレーションを置いた状態でBGMを複数選択し、エフェクトで自動ダッキングを選んで下さい。



(c) Taira Komori 制作/著作 小森平