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フェイザー(phaser)は音をグニャグニャ・ゴワンゴワン曲げる感じのエフェクトです。
フェイザーの原理については、申し訳ありませんが「フェイザー」「フェイズ・シフター」「位相」「LFO」などの単語で各自調べて下さい。(正直、難しくて自分にも良く判らないので。)ここではパラメータの設定についてのみ説明します。
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波形で分かりやすく理解できるように単純な元音にしてます。
フェイザーは左右の音を交互にずらすのでステレオ音のほうが面白い効果が出ます。 |
ステージ:ステージは音に“谷間”を作ります。ステージの数が多いほど谷間も多くなります。 |
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2
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10
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24
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ドライ/ウェット:
ドライ(=乾いている)、ウェット(=濡れている)。転じてドライは効果の影響度が低く、ウェットは高いという意味
になります。だから 0 の場合、エフェクトを掛けても音には何の変化も起きません。
注意が必要なのは、このフェイザーエフェクトに限り中間の128が最も影響度が高くなっている点です。これはフェイ
ザーが元音と元音を遅らせた音(位相)とを合成しているからだそうで、255(最大)だと位相した音だけが残るみた
いです。 |
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50
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128
中間の128が一番影響度が高
い。
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178
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LFO 周波数(Hz):
Low Frequency Oscillator(低周波発信器)は人の耳に聞こえないほどの非常に低い周波数を発します。このLFOで音そのものを作るのではなく、このLFOを用いて元音にうねり(ビブラート)を発生させます。 |
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0.4
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2.0
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4.0
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深度
深度に関してはいまいちよくわからないのですが、Audacityの公式Wikiを読む限り、深度の値が低いと音の低周波数
の部分に、高いと高周波数の部分に作用する?みたいです。 |
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違いが分かりやすいよう、低
周波音でやってみます
LFO周波数=2.0 |
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10
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100
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255
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フィードバック(%)
フィードバックは音に反響を付ける設定です。とはいえリバーブのような純粋な反響ではなく、音がふわふわ揺れる感じになります。この設定は音圧が上がるので出力ゲインで-10dBぐらい下げておいたほうが良いです。値を-100または100にすると音がもの凄く歪み、大音量になります。くれぐれも注意して下さい。 |
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元音(きらきら星)
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80
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-80
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出力ゲイン
フェイザーは設定によって音圧が上がります。これはその音圧を下げる設定です。0dBで音が大きくなって割れる場合は、-(マイナス)の値で設定して下さい。音圧が低くなる場合は、逆に上げてももちろん構いません。
参考リンク : wiki:フェイザー (音響機器) 偏ったDTM用語辞典 > Phaser フェイザー
(c) Taira Komori 制作/著作 小森平 |
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