リバーブ
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リバーブ(Reverb)は音を建物や洞窟の中に居るみたいに響かせるエフェクトです。
便利な点は、一度設定した値をユーザー設定で保存できること。読み込めば、またその値がすぐに使えます。また出荷時プリセットも9つあります。 |
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管理→『出荷時プリセット』
初めはいろんなプリセットを読み込んでみて、音がどう変わるが試してみるといいと思います。
読み込んだら『プレビュー』でエフェクトを掛けた場合の試聴ができます。
ブライト:高音を響かせ、低音を抑える
ダーク:低音を響かせ、高音を抑える |
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プリセットの保存
数値を色々変えてみて、気に入ったものになったら保存して、次回に同じ設定を呼び出すことができます。例えば、とても狭い部屋のつもりで「トイレ」と名付ける
ユーザープリセットから選択可能。いくつでも登録できます。消したい時は「プリセットの消去」で。 |
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各項目の設定
・ルームサイズ (%):
部屋・空間の広さです。値が小さければ狭い空 間(部屋)での反響、高ければ広い空間(ホール)での反響になります。
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・プリディレイ (ms):
反響が始まる時間のこと。0の場合は元音と同時に反響し、値が上がれば少し遅れて反響します。ms とはミリセコンド、つまり1/1000秒のことです。設定値の最大は200msなので、最大で0.2秒遅れになります。
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ルームサイズとプリディレイ
空間を広げるにはルームサイズの値を上げれば良いのですが、プリディレイで反響を少し遅らせることによって、『壁』の音の反射を表現することが出来ます。
・残響 (%):
反響する際の音の長さの割合です。値が高くなれば、音の響きの長さが長くなります。
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・ダンピング (dB):
ダンピングとは、ここでは減衰とか抵抗とかいう意味です。ダンピングが0だと減衰が0なのでそのまま長く反響します。逆に値が多いと抵抗が増えるので、反響が尻すぼみになります。自分の望む音にあわせて値を決めて下さい。
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残響とダンピングの違い
残響の値を減らすと、反響する音の長さそのものが短くなります。ダンピングは音を短くするのではなく、フェードアウトするような感じです。
・トーンLow (%):
低音部分の響きの割合。100%でそのまま響かせる。値が下がるにつれて低音が抑えられます。
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・トーンHigh (%):
高音部分の響きの割合。100%でそのまま響かせる。値が下がるにつれて高音が抑えられます。 |
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・ウェットゲイン (dB):
このエフェクトで付け加えた反響音そのものの音の大きさ。ウェット(=濡れている)は、音楽系のソフトの専門用語で『エフェクトが効いている』という意味に使われます。
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・ドライゲイン (dB):
上の逆でドライ(=乾いている)。エフェクトが効いていない。ここでは元音の大きさを指します。なのでドライゲインの値が低いと、反響音のほうが大きく響いて聴こえます。
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下に『ウェットのみ』というチェックボックスがあります。これにチェックをいれると、元音が完全に消され、反響音のみになります。
・ステレオ幅 (%):
この設定値は元音がステレオ音の時にのみ作用します。0の時は右と左の音がそれぞれ独立して反響します。値が上がると左右が組み合わさる、何というか音に奥行きができます。ジョイントステレオみたいな感じです。サンプル音を聴いて判断してください。
センターボーカルが入っているような音(楽曲)に反響を付ける場合は、この値は高いほうが良いと思います。
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説明は以上です。最後に一つだけ。元音の最後の無音部分はある程度長めにしておいて下さい。でないと残響がブツリと切れてしまいます。
参考:無音部分の作り方
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変換後→ |
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(c) Taira Komori 制作/著作 小森平 |
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